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学術会議叢書

今日的なテーマについて、日本学術会議および委員会主催の公開シンポジウムや講演会などの記録をもとに、関連資料・解説を加え、分かりやすく編集しました。(A5判)


学術会議叢書№28

学術会議叢書28
日本の食卓の将来と食料生産の強靭化について考える
2021年1月27日発行 A5, 289頁, \1,980(消費税込み)

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今、日本の農業は様々な問題を抱えている。
農地の減少、農業人口の減少、食料自給 率の低下などが言われて久しい。
一方で、世界からは「日本食」に高い関心が寄せら れ、メイド・イン・ジャパンの農林水産物や食品の輸出額は年々増加している。
世界でも、人口の増加による食料需要の増大や気候変動による生産の不安定化、家畜 等の感染症の拡大など、食をめぐる状況は刻一刻と変化している。
私たちの毎日の食 卓を彩る「食」の将来はどうなるのか。本書はそれらを多角的に考察する。

目次
 発刊に寄せて(p.2~4)  日本学術会議会長  梶田隆章
 発刊にあたって (p.5~7)   日本学術会議第24期農学委員会委員長  大杉 立
 日本学術会議第24期食料科学委員会委員長  澁澤 栄
 目次 (p.8~11)
 第1章 日本の食卓の変貌と現状
 食料消費の変容(p.13~27)  東京大学大学院農学生命科学研究科教授  中嶋康博
 現代のフードシステム(p.29~44)  福山市立大学都市経営学部教授  清原昭子
 第2章 日本農業の可能性
 農業新技術とそのリスク管理(p.45~52)  名古屋大学大学院環境学研究科教授  立川雅司
 農政の展開と展望(p.53~66)  明治大学農学部教授  小田切徳美
 第3章 大規模農業と中小規模農業における農業技術の現状と展望
 大規模土地利用型農業と小規模土地利用型農業における現状と展望(p.67~77)  筑波大学名誉教授  丸山幸夫
 大規模園芸と小規模園芸における現状と展望(p.79~96)  愛媛大学大学院農学研究科教授  片岡圭子
 岡山大学大学院環境生命科学研究科教授  久保康隆
 京都大学大学院農学研究科教授  土井元章
 第4章 家畜等感染症の脅威
 家畜等感染症の脅威:現在、過去、未来(p.97~128)  北里大学獣医学部・獣医学科教授  髙井伸二
 第5章 アニマルウェルフェア観点からの家畜生産と野生動物
 畜産と野生動物管理におけるアニマルウェルフェア改善(p.129~152)  公益財団法人農村更生協会 八ヶ岳中央農業実践大学校畜産部長  佐藤衆介
 第6章 水産資源と養殖
 持続可能な水産資源の利用と養殖業の展開(p.153~182)  一般社団法人漁業情報サービスセンター会長  和田時夫
 長崎大学大学院教授  萩原篤志
 第7章 地球温暖化による病害虫の出現
 地球温暖化による病害虫の出現(p.183~195)  東京農業大学農学部教授  岩波 徹
 第8章 気候変動下における農業生産環境工学分野の最新の動向
 気候変動適応(民間分野)と都市農業における取組みから(p.197~217)  山口大学大学院創成科学研究科教授  荊木康臣
 九州大学農学研究院教授  広田知良
 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授  北宅善昭
 第9章 スマート農業技術とゲノム編集技術について
 スマート農業技術(p.219~242)  東京農工大学卓越リーダー養成機構特任教授  澁澤 栄
 豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所教授、愛媛大学農学研究科教授  髙山弘太郎
 東京大学大学院農学生命科学研究科准教授  安永円理子
 ゲノム編集技術(p.243~261)  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門・遺伝子利用基盤研究領域 先進作物ゲノム改変ユニット 上級研究員  遠藤真咲
 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門・遺伝子利用基盤研究領域 先進作物ゲノム改変ユニット ユニット長  土岐精一
 第10章 食の安全、社会との対話について
 リスクコミュニケーション(p.263~289)  リテラジャパン代表  西澤真理子

※執筆者の所属等は令和3(2021)年1月現在のものです。

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